




第一は屎泥処 極熱の屎がどぶどろになっている。その味はとても苦い。かたい嘴をした虫がそのなかに充満していて、罪人がなかにはいってこの熱い屎をくうと、たくさんの虫が群がり集まってきて一時に先を競って食いつき皮膚を破って肉をくい骨をかみ砕いて髄を吸う。
第二は刀輪処 周囲に高さ十由旬の鉄の壁がめぐっている。その中には絶えず猛火がくまなく燃えさかり、わずかに火がからだに触れただけで芥子つぶのように砕けてしまう。また灼熱の鉄がどしゃぶりの雨のようにふる。
第三は瓮熱処 罪人を掴まえて鉄の瓮のなかにいれ豆のようにじっくり煎る。
第四は多苦処 この地獄には何万億という量り知れないほど多くの種類の苦しみがある。
第五は闇冥処 まっ暗な処にいて、いつも闇火にやかれる。
第六は不喜処 大きな火炎が昼も夜も燃えさかっている。嘴から熱い炎をはく鳥が襲ってきてくいつき、骨や肉を食い散らす。
第七は極苦処 罪人が嶮しい崖の下にいて、いつも鉄の火で焼かれる。